THANK YOU, EVERYBODY ! THANK YOU, EVERYBODY OUTLINE BACKBONE SOUND STYLE SONG WRITE INSTRUMENTS

みなさんこんにちは。また本日は当サイトへようこそ。
“洛東UNDERGROUND”は1960〜61年生まれの男性四人により構成されるバンドである。年齢ばかり重ねるメンバー達であるが音楽に関わっていたい、という想いは若い世代の優れたミュージシャン達には負けないと思う。ささやかながら、細々とでも自分達のやりたい音楽を追求していきたい、と念じつつおじさん達は新しい曲を書き、あわよくばその演奏を録音しようと目論む。当サイトはそんなバンドの近況を皆さんにお伝えし、自己満足の世界を楽しんでもらうために設立された。時々のぞいていいただき“まだやっとんかい?”と言ってもらえれば幸いである。

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1977年、当時同じ高校に通っていた橋本明宣 (はしもとあきよし Vo./Gt.)、森岡真理 (もりおかまこと Vo./Gt./Harp)、山口 徹 (やまぐちとおる Vo./Gt./Pf./Organ./Ricrder) の3人により結成されたポップ・ロック・バンド。活動再開後時々顔を見せていた上南雅博(じょうなんまさひろ Bs.)が2011年に正式メンバーとなり4人編成となった。何故か結成当時からオリジナル曲を書き始め、ほとんどをオリジナルで固めた作品集を発表していたが、1978年には解散宣言が行われる。その後、普通の社会人となった彼らは個別に音楽活動に携わったりしていたが、顔を揃えることは各々の結婚式などに限られていた。新世紀(2001年)を迎えた段階で40歳になった彼らだったが“音楽を創造することへの憧れ”は捨てきれず、2002年の正月に一念発起して結集、限られた時間の中でバンド活動を再開することになる。また同じタイミングで彼らは自分達の情報交換を目的として非公式に当ホームページを立ちあげた。そして今、当ホームページは公式サイトとして彼らの近況を不特定多数の人々に伝えるべく一般公開されている。



BACKBONE THANK YOU, EVERYBODY OUTLINE BACKBONE SOUND STYLE SONG WRITE INSTRUMENTS

さて四人のメンバーの音楽的な共通点は何だろうか? 音楽好きであることを除けば実はあまり共通点がない。強いて言えば“ビートルズ”が挙げられるが、それすらかなりこじつけの感は否めない。

橋本は中学時代友人の影響でビートルズを聴き始め、聴くだけにあきたらずギターに手を染めた。お姉さんがキッスやクイーンの熱狂的なファンであったことは多少なりとも彼に影響を与えていると思われるが、彼は音楽の根幹部分はビートルズである、と公言してはばからない。だがことギターに関しては高校時代に啓示を受けたマイケル・シェンカーを師と仰ぐ。結果として様々なジャンルのギター演奏に長けているにも関わらず、ソロパートではヨーロッパ的哀愁を帯びたメロディにこだわりを見せる。

森岡は幼い頃から教会通いを欠かさず独自の音楽性を育んだ。小学生になった以降は映画に興味を持ち、そこから映画音楽の世界に突入する。ビートルズについては「ビートルズがやって来る、ヤァヤァヤァ」や「HELP!」などの映画を通じてこの頃から親しんでいたようだ。一般的なポップスについては高校時代他の二人から押し込まれ深く吸収、結果として一種独特な音楽性を確立するに至った。

上南は根っからのハードロッカーでシン・リジィのフィル・ライノットに多大なる影響を受けているがディープ・パープル、ブラック・サバス、キング・クリムゾンなどブリティッシュ・ロック全般に造詣が深い。しかし中学時代からの同級生である森岡とは映画音楽の知識を共有するなど一筋縄ではいかない魅力を持っている。

山口は中学時代、ポール・マッカートニーの「ジェット」という曲を聴いてポップスにはまり込んだが、そのまま真っ直ぐビートルズには進まずビルボード誌ヒットチャートの世界を愛好しロックの他、ソウル、ディスコ、カントリー、果てはレゲエに至るまであらゆるジャンルの音楽を聴き倒す。結果として様々な音楽性を自在に操るELOのリーダー、ジェフ・リンを師と仰ぐ特殊な音楽性を形成することとなった。



SOUND STYLE THANK YOU, EVERYBODY OUTLINE BACKBONE SOUND STYLE SONG WRITE INSTRUMENTS

前章で述べたように四人四様(結成当初は三人三様)の音楽性が結合した洛東UNDERGROUNDは、有名な曲のカバーからスタートせずいきなりオリジナル曲を作り演奏するスタイルでスタートした。ただし悲しいかな当時のメンバーにはリズム・セクション(ベース、ドラムス)がいない、演奏技術がついていかない、といった理由で最初の作品群はアコースティックギターのジャン弾きによるフォークソング風もしくはカントリーソング風のものが中心であった。だがさらに相互作用を経て個人的な趣味が助長された結果、ギターのソロを生かしたロックナンバーやバラード作品が生み出され演奏されるようになる。また演奏に変化をつけるためハープ(ハーモニカ)を買い出してみたり、橋本の家にあったオルガン(小学校でよくみられたようなやつ)を使用したり、リコーダー(小学生時代買わされた、いわゆる縦笛)を取り入れたり、果ては口笛やら手元に転がっている様々な鳴りモノまで使って、あまり費用をかけず個性的なサウンド作りに腐心した。端的に言えば楽しい曲は徹底してにぎやかに楽しく、悲しい曲は徹底して哀愁味を追求する... これが洛東UNDERGROUNDのサウンドスタイルと言ってよいだろう。



SONG WRITE THANK YOU, EVERYBODY OUTLINE BACKBONE SOUND STYLE SONG WRITE INSTRUMENTS

前章でも述べたとおりほとんどオリジナル曲が中心だった洛東UNDERGROUNDの初期のスタイルは山口が詞を書き橋本が曲をつけるのが基本パターンである。ここで特筆すべき点は彼らの歌詞が何故か全て英語で書かれている点である。洋楽主体の生活をしていたことに最大の要因があると思われるが、悲しいかなつたない語学力のため初期の頃は中学生程度の語学力でも楽々理解できる単語を並べた単純な(時には意味不明な)歌詞が大半であった。しかし後期には作曲技術も上達しユニークな作品が多数輩出された。

橋本の作風は非常にオーソドックスで、メロディから作るという作曲の定石に則ったものである。彼は思いついたメロディを十分に歌い込みそれからコードを振るなどして曲を仕上げていく。特に風呂に入っている時に良い曲が書けると言い切る。尚、後期には自らのギターを見せ場とするロック寄りのナンバーを多く書き残した。

森岡はその過程の中で一種独特の音楽性を開花させる。ふと思いついたメロディを徹底的に醸成しひとつの作品に仕上げるのが彼の作風。それ故に非常に寡作であるが、当時の居住地にちなんで“堅田サウンド”と呼ばれるようになった作品群はシンプルながらも味があり、一般的なポップスには見られない特色を持ち、絶大な支持を集めた。

上南はベーシストであるが実は曲作りにも貢献している。時にはベースのリフで、時にはギターのコードで基本的なトーンを決定する作風で他のメンバーが少し手を入れて完成に漕ぎ着けるケースが多い。独特のコード進行、ジャズやフュージョンの影響を感じさせるような垢抜けた作品を得意としている。

山口は多作家で多くの作品を残している。その作風はまずコードを並べてバッキングを決めその上に適当なメロディを乗せる、というダイナミックなものでそれ故に時に意表をつく作品が出来上がってくる(一方ではそれ故に辻褄の合わない作品も多い)。様々な音楽ジャンルを取り入れた作風もまたその特色と言えるだろう。

結局洛東UNDERGROUNDには一定の得意分野はなく何でも来いである。それが彼らの大きな特色であると言っても過言ではない。



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こと楽器の演奏に関しては橋本、上南以外の二人はヘタくそである。

橋本は前述のとおりマイケル・シェンカーを師と仰ぐだけあってギターに関しては絶大なる自信を持っている。もちろん愛用のギターはフライングVだ。テープの回転数を落とし日夜シェンカーの完全コピーに励んだほどである。初期の頃はボーカルも担当していたが、現在は“自分は歌わない。そのかわりギターは任せなさい”と公言している。

森岡は結成を機にギターを弾くようになった。愛用のギターはいわゆるガットギターで家の押入から探し出してきたものらしい。ギタリストばかりいてもしょうがない、ということで後にハープを購入、演奏に華を添えるようになる。しかし彼の最大の魅力はそのボーカル。教会で鍛えたノドは伊達ではない。

上南は若い頃からベースを弾き続けておりその分野では素晴らしい演奏技術を持っている。ただし元々ハードロッカーであるためRUGが事あるごとに引っ張り出すレゲエやら、ボサノバやら、といった多様なジャンルにはいつも苦労しているようである。

山口の愛用のギターは昔はストラト、今はセミ・アコの335であるが、その演奏は昔から全然上達しない。キーボードにも手を染めたがこれまた中途半端。そもそも本人は演奏者であることをあまり意識していない。雑用係の如くボーカルをはじめ様々な楽器で演奏にからむ。最近はコンピュータを使ってリズムを作る係もやっている。



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