2006
“Radical Bakery Tour”(Special Disc) 『ラジカル・ベイカリー・ツアー』(特別企画盤)
『ラジカル・ベイカリー・ツアー』
  A.Hashimoto ... Vocals, Electric Guitar
  M.Morioka ... Vocals, Acoustic Guitar, Harp
  T.Yamaguti ... Vocals, Acoustic Guitar, Keyboard,
            Bass, Rhythm Programming



「バック・トゥ・ザ・プレイス」発表後非常に短いインターバルで発表されたのがこの『ラジカル・ベイカリー・ツアー』。だがその実体は5曲入りのミニ作品集。2006年10月初旬に新作プロモーションのため敢行された東京ツアーに絡んで出来上がった作品を収録している。



Radical Bakery Tour (ラジカル・ベイカリー・ツアー)
                    Words and Music By A.Hashimoto and 洛東UNDERGROUND
Blocked City (断片化された街)   Words and Music By A.Hashimoto
RBT#2 - Itabashi, TOKYO (イタバシ、トーキョー)
                      Words and Music By M.Morioka and 洛東UNDERGROUND
Central Hill Revisited (セントラル・ヒルで再会)
                      Words By T.Yamaguti / Music By H.Okui and A.Hashimoto
RBT#3 - Along The Lakeside (湖畔に沿って)
                      Words and Music By T.Yamaguti and 洛東UNDERGROUND

最大の聴き物は前作で「昔のレコード」を提供した奥井弘が再び作品の提供に一躍買った「セントラル・ヒルで再会」であろう。ビートルズの「ジョンとヨーコのバラード」風バッキングにのる森岡の軽快なボーカル、さらに橋本の味のあるギターソロも秀逸である。しかし同じテーマを三人がそれぞれ独自に解釈して再構築した「ラジカル・ベイカリー・ツアー」3部作、まさにツアーの最中、首都高速道路を移動中に目撃した巨大なビル群に触発されて橋本が書き上げ珍しいスライドギターを聴かせてくれる「断片化された街」といずれも充実した作品でありファンならずとも確実にチェックしておきたい重要な作品に仕上がっている、またこのディスクはそのままPCにかけると、ツアーの顛末を描いたドキュメント、ツアー中に撮影された写真画像、さらに車中で演奏されたというライブ音源を楽しむことが出来るエンハンスド仕様。そういった意味では非常に貴重な作品とも言える。
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