2016
“Re-Born” 『Re-Born - 再生』
『Re-Born - 再生』  A.Hashimoto ... Vocals, Electric and Acoustic Guitar
 M.Morioka ... Vocals, Acoustic Guitar, Harp, Kazoo
 M.Johnan ... Vocals, Bass
 T.Yamaguti ... Vocals, Acoustic Guitar,
  12-Strings Electric Guitar, Keyboard,
  Digital Sax, Rhythm Programming
  
 < Special Thanks To >
  H.Okui ... Sleeve Design


メンバー達の間で主にアコースティック系の楽器のリニューアルや新規購入が続いていたことから、アコースティックな作品集の登場は以前から噂されていた。しかし本作は決してアコースティック一辺倒ではない。“再生”という大きなテーマを据えたコンセプトの中でRUGならではの自由自在な音楽世界が展開する。

※If you want to enjoy words and music, click album cover or here !

Too Much Legs (足が多すぎる)
 Words By T.Yamaguti / Music By A.Hashimoto
Child Soldier [Acoustic Version] (少年兵)
 Words and Music By A.Hashimoto
Suddenly (A Rainy Day In The Life) (突然に)
 Words By T.Yamaguti / Music By M.Morioka
Third-Line Road (涙のサード・ロード)
 Words and Music By T.Yamaguti
Old Pages (追憶の彼方へ)
 Words and Music By T.Yamaguti
You'll Be Born (生まれてくる君)
 Words By T.Yamaguti / Music By M.Johnan
Blue Bamboo Stool (青い竹の椅子)
 Words and Music By T.Yamaguti
Re-Born (再生)
 Words By T.Yamaguti and A.Hashimoto / Music By A.Hashimoto
I Keep On Turning (僕は回っている)
 Words and Music By T.Yamaguti
Child Soldier [Electric Version] (少年兵)
 Words and Music By A.Hashimoto
One Boy's Usual (ある少年の日常)
 Words and Music By A.Hashimoto

大きなテーマをアコースティックなサウンドで... と言われて構えて聴き始めたリスナーは見事に彼らの術中にはまることになる。オープニングは彼ら得意の実話ソング「足が多すぎる」でポップロックな演奏が展開される。だが続く橋本の力作「少年兵」からは一転してメインテーマに沿った演奏。橋本はこの曲の他、合計5曲でアコースティック・ギターによる素晴らしいソロを聴かせてくれる。「突然に」は森岡のブルーな心境が生み出した地中海の香りを感じさせる楽曲。「涙のサード・ロード」「追憶の彼方へ」は山口ならではのアメリカン・ポップ風のアレンジ、演奏。メンバー達から絶賛されリード・シングルとなった上南の作品「生まれてくる君」、ど真ん中のカントリーポップに仕上がっている「青い竹の椅子」、プログレッシブ・ロックの雰囲気すら感じられる重量感あふれるタイトルトラック「再生」、ボブ・ディランの楽曲を聴いているかの錯覚に陥る7分に及ぶ演奏時間の「僕は回っている」、上南の提言で2バージョン録音された「少年兵」が再び登場した後は、またしても心に染みる終曲「ある少年の日常」。収録曲数は従来に較べ少ないがボリューム感は全く負けていない。一部では彼らの最高傑作という声も聴かれる充実の作品集である。
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