2014
“Thrown Into Confusion II” 『支離滅裂 第二章』
『支離滅裂 第二章』   A.Hashimoto ... Vocals, Electric and Acoustic Guitar
  M.Morioka ... Vocals, Acoustic Guitar, Harp, Cuica, Guiro
  M.Johnan ... Vocals, Bass
  T.Yamaguti ... Vocals, Electric and Acoustic Guitar,
           Keyboard, Rhythm Programming
  
 < Special Thanks To >
  H.Okui ... Sleeve Design

前作の路線をほとんど無理矢理踏襲したかのような作品集が本作。奥井弘が曲数分描いたイラストをパッチワークのように組み合わせた表ジャケット、CD内部のデザインなどテーマカラーがグリーンからオレンジに変わっただけである。しかし何より揃えられた楽曲の“支離滅裂”ぶりは前作を凌ぐかも?という仕上がりだ。




Fall In Love At That Days (あの日に恋して)         Words and Music By A.Hashimoto
Outflow (流出)                            Words and Music By T.Yamaguti
Beat The Giants (We Are Tigers) (巨人を叩け)        Words and Music By T.Yamaguti
Worachat Tango (ヴォラチャトのタンゴ)      Words By T.Yamaguti / Music By M.Johnan
Logodance (ロゴダンス)                      Words and Music By T.Yamaguti
A Piece Of Trace (足跡のかけら)               Words and Music By A.Hashimoto
Rock'N'Roll gdgd (ぐだぐだロックンロール)           Words and Music By T.Yamaguti
The Onsen Song (温泉ソング)                  Words and Music By M.Morioka
A Policeman Asked Me 'What Is A Delivery Book ?' (判取り帳って何ですか?)
                              Words By T.Yamaguti / Music By A.Hashimoto
Ki Ga Tsukeba ... (気がつけば...)               Words and Music By A.Hashimoto
Meltdown (メルトダウン)                      Words and Music By T.Yamaguti
Edge Of The Time (エッジ・オブ・ザ・タイム)           Words and Music By T.Yamaguti
Ride Past Stamp (乗り過ごしスタンプ)      Words By T.Yamaguti / Music By A.Hashimoto
Today Is Already Over (今日はもうおしまい)        Words and Music By A.Hashimoto

オープニングにはブリティッシュなポップ・ナンバー「あの日に恋して」が置かれたため“何も支離滅裂なことないやん”と油断していると痛い目に合う。黒人霊歌風なのにバックでバグパイプが鳴り響く「流出」、お洒落なラテン・ボッサ 「巨人を叩け」、上南がタイ人RUGサポータの友人に捧げたタンゴ?「ヴォラチャトのタンゴ」、RUGならではのテクノに仕上がった「ロゴダンス」と前作を蹴散らすかのようなパワーナンバーが続く。もちろん波の音も爽やかに橋本のアコースティックギター・ソロが冴え渡る「足跡のかけら」、単純明快で分かりやす過ぎの「ぐだぐだロックンロール」、カリプソに入れ込んだ森岡がクイーカ(自作!)やギロを持ち込んだ「温泉ソング」、高速カントリーソングの「判取り帳って何ですか?」などは変化に富む。だが“支離滅裂”シリーズ制作のきっかけとなったらしい橋本作の素晴らしい演歌「気がつけば...」を転機に再び似非ハードロック?の「メルトダウン」、インド音楽が絡む「エッジ・オブ・ザ・タイム」、ブラスロックでまとめられた「乗り過ごしスタンプ」とパワーソングの応酬... ラストのウエストコースト風感動曲「今日はもうおしまい」までやっぱり“支離滅裂”に終始する恐るべき作品集である。
ディスコグラフィの目次へ戻る