2010
“Rakuto Graffiti” 『洛東グラフィティ』
『洛東グラフィティ』   A.Hashimoto ... Vocals, Electric and Acoustic Guitar, Mandolin
  M.Morioka ... Vocals, Acoustic Guitar, Harp, Kazoo
  T.Yamaguti ... Vocals, Electric and Acoustic Guitar, Keyboard,
           Digital Sax, Recorder, Rhythm Programming
  
 < Very Special Thanks To >
  M.Johnan ... Bass (All Songs Again !)
  
 < Special Thanks To >
  H.Okui ... Sleeve Design
  Y.Goto ... Pure Word
  Any Japanese Artists ... Word / Music


空想のオリジナルサウンドトラック盤、空想のブルースバンドによるブルースアルバムに続く空想三部作完結編が登場。変幻自在ぶりがますます快調なRUGの次なるチャレンジは“空想青春歌謡大全集”。

今回の作品集は全18曲のうち9曲が日本のフォーク/歌謡曲のカバー、残り9曲も全曲日本語で歌われるという超異色作。前作に続いて盟友のベーシスト上南雅博の全面参加を得て制作されたこの作品集は自らの青春時代に対する彼ら流のオマージュである。


C-C-C (シー・シー・シー)           Cover Of TIGERS
Midnight Cowboy (真夜中のカウボーイ) Words By T.Yamaguti / Music By A.Hashimoto
Going Around The Cape (岬めぐり)    Cover Of KOTARO YAMAMOTO & WEEKEND
Future Lady (未来の君へ)         Words By T.Yamaguti / Music By A.Hashimoto
Cape Erimo (襟裳岬)             Cover Of SHINICHI MORI [TAKURO YOSHIDA]
Closed City (閉ざされた街)         Words and Music By T.Yamaguti
Badwoman (悪女)                Cover Of MIYUKI NAKAJIMA
Silver Rain (銀色の雨)             Words By T.Yamaguti / Music By A.Hashimoto
Bayside Yoko Yokohama Yokosuka (港のヨーコヨコハマヨコスカ)
                             Cover Of DOWN TOWN BOOGIE WOOGIE BAND
Woody Desk And Triangle (木の机と三角定規) Words By T.Yamaguti / Music By A.Hashimoto
Detective Heiji Zenigata (銭形平次)    Cover Of KAZUO FUNAKI [T.V.Theme]
When I'm Playing The Guitar Alone (ひとりギターを弾いてると)
                              Words By Y.Goto / Music By A.Hashimoto
Remaining Snow (なごり雪)           Cover Of IRUKA [KAGUYA HIME]
Silver Rain On Closed City (閉ざされた街に銀色の雨) Words and Music By T.Yamaguti
Innertravel (心の旅)               Cover Of TULIP
Our Age (僕らの時代)              Words By T.Yamaguti / Music By M.Morioka
World Of Ice (氷の世界)            Cover Of YOSUI INOUE
So Blue Days (ゆううつな日々)        Words and Music By A.Hashimoto

GSの雄タイガースのカバーから始まるこの作品集、しかしそのボーカルと演奏はいきなりパンク風である。ユニークな選曲で採用されたカバーは他に、山本コウタローとウィークエンド、森進一(吉田拓郎)、中島みゆき、ダウンタウン・ブギ・ウギ・バンド、舟木一夫、イルカ(かぐや姫)、チューリップ、井上陽水。それぞれまずは原曲をベースとしてカバーしているが思い入れの強さからか結局RUG流の仕上がりになっているのがユニークである。一方オリジナルはこれぞRUGサウンドと言ってもよい映画シリーズ第三弾「真夜中のカウボーイ」、フォークソング的ながら独特の浮遊感を持ち森岡のハープも素晴らしい「未来の君へ」、ニューミュージック的な「閉ざされた街」、歌謡ロックとしか言いようがない橋本ワールド全開の「銀色の雨」、RUG流フォークソングとでも言うべき「木の机と三角定規」、後藤雄二の歌詞もピュアで爽やかな仕上がりが素晴らしい「ひとりギターを弾いてると」、またまたボサノバにトライした「閉ざされた街に銀色の雨」、のっけからカズーが暴れ回る森岡ワールド全開の「僕らの時代」、橋本が中学生時代に書き上げたという珠玉の名曲「ゆううつな日々」... 日本語で歌っていてもRUGらしさが横溢する素晴らしい楽曲ばかりである。これは単に彼らが日本語で歌っている、というだけでなく彼らの青春時代を垣間見ることが出来る貴重な作品集である。
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