Welcome To“Radical Bakery Tour”!

『ラジカル・ベイカリー・ツアー』このドキュメントは作品集「バック・トゥ・ザ・プレイス」のプロモーションを兼ねてその発表日である2006年10月7,8両日、洛東UNDERGROUNDが実施した“ラジカル・ベイカリー・ツアー”の顛末を描いたものである。


元々は「バック・トゥ・ザ・プレイス」に協力してくれた東京在住の奥井弘に新作を手渡しがてら“車中でライブでもしながら楽しく旅をしましょう!”というのがツアーの主旨であったが、彼らの行くところ常にアクシデントがつきまとう。それでも果敢にチャレンジした彼らの奮闘ぶりをご確認いただければ幸いである。


尚、このツアーを実施するにあたりテーマソング「ラジカル・ベイカリー・ツアー」が用意された。またこれはさらに「イタバシ、トーキョー」「湖畔に沿って」との三部作に発展した。その3曲に加え道中の風景にインスピレーションを得て橋本が書いた「断片化された街」、半強制的に奥井弘が供出させられたメロディを再構築した「セントラル・ヒルで再会」の合計5曲が新曲として誕生した。これらは新作と言えるのかどうか定かではないので、とりあえず特別企画盤と称しておく『ラジカル・ベイカリー・ツアー』でお楽しみいただけると思う。


それでは洛東UNDERGROUND主催“ラジカル・ベイカリー・ツアー”、皆さんもご一緒に...。


※尚、このコンテンツはCD-EXTRAの仕様でリリースされた特別企画盤『ラジカル・ベイカリー・ツアー』に記録されていたものである。
 本公式サイトに転載するにあたってはMP3形式で保存されていたライブ音源は割愛(CDマークをクリックしても音は鳴らない)。
 またCDでは写真画像の拡大機能が用意されていたがそれもカットしている。予めご了承願いたい...。


Why Did We Go "Radical Bakery Tour" ? WHY DID WE GO ? THE DAY BEFORE STARTED TOUR CONTINUED TOUR ONE NIGHT STOP OF TOUR SECOND DAY IS LAST DAY
 
まずこの章ではどういう経緯でこのツアーが実施されたかについて記す。
ラジカル・ベイカリー・ツアー Radical Bakery Tour ... Words and Music : A.H + RUG
ことの起こりは2006年1月14日の森岡の発言による。新作「バック・トゥ・ザ・プレイス」の制作中であった洛東UNDERGROUNDはこの日「人生は気楽に」「七色の星をつかめ」の録音を終えた森岡は他の二人に以下のように提言した。

ホテルの予約が確定! 千成亭にて...  ・新作が完成したら当然ゲスト参加いただいた奥井氏にも進呈せねばならん
 ・しかし郵送/運送便で送るなどという失礼があってよいものだろうか?
 ・やはりここはひとつメンバー全員で東京の奥井邸を訪問し手渡ししたいものだ

この企画は満場一致で承認され、この時点では“TOKYO Is Burning Tour”と称された。そして5月28日、事務局を自認する山口より原案が提示された (Radical Bakery Tour 旅程表)。

この段階で“Radical Bakery Tour”という名称が出現する(ただし当初山口は“Ragical”と綴っていたが...)。また旅程表を確認すれば分かるとおりこの時点ですでに東京に向かう道中一人が運転している間に他の二人が車中ライブを実施する、という恐るべき計画が立てられていた。

また実施時期についてはいろいろな意見が出たが、受け入れ側の奥井から“9月終わりか10月になってから”という希望がメールされてきたのを受けて10月7,8日で実施することに決定した。

無事新作の録音も完了した9月24日、橋本邸でツアーの最終打ち合わせが実施される。最大のテーマは“どこに宿泊するか?”... 結局森岡がインターネットをフル活用して奥井邸付近の板橋センターホテルを確保。あとは当日みんなで車に乗り込みGO!というところまで漕ぎ着けた。

君の愛を飛ばそう Fly Your Love ... Words : T.Y / Music : A.H
 だいたいいつも何かが起こり大騒ぎになる洛東UNDERGROUND周辺だが、
 この時は誰一人そんな厄介な事態を想定していなかったのであった。


The Day Before ... Accident Will Happen WHY DID WE GO ? THE DAY BEFORE STARTED TOUR CONTINUED TOUR ONE NIGHT STOP OF TOUR SECOND DAY IS LAST DAY
 
ツアーを翌々日に控えた2006年10月5日、案の定想定外のトラブルが発生する。この章では彼らのメール送受信の記録からその事情を明らかにする。
 
10月5日 22:05 無題 (橋本→山口)
緊急事態です。今頃何言うてる!て話ですが、土曜日出発遅れてしまいそうです。これは洒落にならんマジな話なんですが、多分パンクしそうな得意先が発生しました。恐らくそこは無理な状況です。真剣な出来事なもんでそんな事と9日からの北陸出張の準備も何もできず、ほんま洒落にならん状況なんですよ。どこまで迷惑かけるね、ちゅうー話ですが明日の会社の様子でしか分からないのが現状です。かなりうろたえてます。

10月6日 7:36 緊急事態? (山口→森岡) 板橋センターホテルの部屋でギターを弾く橋本。だがこのメールをやりとりしていた時点では考えられない光景である...
おはようございます。橋本氏に不穏な動きあり。詳細が判り次第連絡します。よろしく。

10月6日 10:01 無題 (橋本→山口)
ただ携帯が多分圏外の可能性が大なんで会社の電話番号を...

10月6日 12:09 Re:緊急事態? (森岡→山口)
どう?

10月6日 12:56 緊急事態・続報。 (山口→森岡)
現状は以下のとおりです。
(1) 橋本の得意先がややこしいことになって昨日はそれでドタバタした  (2) そのため9日からの出張の準備が全くできていない
(3) 本日午後からようやく準備に入るが今日中には終わりそうにない   (4) 明日昼ぐらいで終わると思うのだが当然出発に間に合わない

ということでとりあえずの案としては
(1) 森岡・山口で東京に出発してしまう  (2) 橋本氏は終わり次第身支度して新幹線で東京に向かう
(3) 夜の宴会で合流できればなんとか...

てな感じですが、どうしますかね? 最悪段取りが夜までかかったら橋本氏は不参加になってしまうが...  意見を乞う!

10月6日 13:06 Misshon強攻策 (森岡→山口)
橋本拉致あるのみ

10月6日 13:18 Misshon柔軟策 (森岡→山口)
橋本の出張は9日から? 10日からじゃないの? もし10日からなら。スケジュールを半日ずらして夜出発する手があるが…どうだろうか。

10月6日 13:21 Re:Mission柔軟策 (山口→森岡)
橋本出張は9日かららしい(;_;) 強行突破する?

奥井に導かれて最初に入ったイタリア料理の店。結局ここは満員で諦めた...
10月6日 13:25 Re2:Mission柔軟策 (森岡→山口)
ら、拉致すると?

10月6日 13:29 Re3:Mission柔軟策 (山口→森岡)
違うちゅうに。先に二人で出発し橋本には夜合流、明後日三人でライブしながら帰る… ?

10月6日 13:41 Re4:Mission柔軟策 (森岡→山口)
それで行こ!

10月6日 13:44 Re5:Mission柔軟策 (山口→森岡)
じゃあ8時前に山口邸でお願いします。よろしく。

10月6日 13:53 Mission柔軟策 (山口→橋本)
とりあえず協議の結果、森岡・山口で先に東京に向かいます。橋本リーダーは遅くとも2時ぐらいには仕事を終え新幹線で来てください。夜合流、奥井君を交え宴会、明後日三人でライブしながら帰る… ということでよろしく!

10月6日 20:10 Message from SkyMail (橋本→山口)
明日うまくいけば10時半頃に終われそうです。とりあえず今日次第です。

10月6日 21:15 拉致計画。 (山口→橋本)
お疲れです。10時半に終わるのであれば、12:35京都発ひかり412号に乗って14:05静岡着、ここで車チームが拉致回収するというプランはどうでしょうか??? 京都発11:35発ひかり410号が本当はベストですが。回答願う!

10月6日 23:32 ななな! (山口→森岡)
夜遅くにすんません。まず「ラジベカツアー〜堅田バージョン」聴きました。またしてもやってくれました。感動です。素晴らしいです。作者の持ち味をいかしたふたつのバージョン+奥井氏新曲+車中ライブという構成で特別企画盤の登場はもはや避けられないことでしょう。次に橋本氏から連絡があって、明日仕事は10時半頃終わるやもしれん、とのこと。よって当方からは14:05に静岡に止まる新幹線に乗ってくれたら静岡駅で拾うよ!という連絡をしています。やや東京着は遅くなりますが、多少でも交通費は安く上がった方がいいし道連れは多い方が楽しいと思うので。では明日70年代の楽しいBGMに乗って一路東京ということでよろしく。ではZZZzzzz

イタバシ、トーキョー  RBT#2 - Itabashi,TOKYO ... Words and Music : M.M + RUG
要するにまたいつもの“フェイント”が炸裂した模様である。だがそれでも動じない姿勢は日頃の鍛錬の賜物か...。
結局多少の計画変更はあったものの一大イベント“ラジカル・ベイカリー・ツアー”はそのまま実行されることになったのであった...。


Started Tour ... To Shizuoka WHY DID WE GO ? THE DAY BEFORE STARTED TOUR CONTINUED TOUR ONE NIGHT STOP OF TOUR SECOND DAY IS LAST DAY
 
そしてツアー当日がやって来た。激動の展開となった東京への道中の模様を以下に記す。

パンク・カーと記念すべきツアー最初のドライバーを担当した森岡...かくして2006年10月7日がやってきた。少し雨模様の朝。橋本は本当に参加できるのか? 様々な不安要素を抱えつつも果敢にチャレンジする森岡と山口。かくして森岡家からやってきた一見H社のステップワゴンの形状をした“ラジカル・ベイカリー・ツアー”専用車(以降パンク・カーと呼ぶ)は山口邸を出発する。その時、時計は8時を指していた...。

さてここで噂のパンク・カーについて少し。

・床は全面フローリングである。だがシートは向かい合わせにならないモデルである
・ナビが標準搭載されているが、こいつが曲者で結構いい加減なことを言うので注意が必要
・おまけにCDをかけるとそれを全部HDに勝手に記録してしまう。
アイ・ワンダー・アイ・ウォント I Wonder I Want ... Words and Music : M.M  著作権法などどこ吹く風である

また出発にあたってはとりあえず橋本に連絡が入れられた...
10月7日 8:12 ラジカル・ベイカリー・ツアー! (山口→橋本)
おはようございます。ミッションスタートでボストンを聴きながら名神を疾走中。状況報告をお待ちしています。

ジャイル・ブレイカー Jail Breaker ... Words and Music : M.M連絡にもあったようにオープニングナンバーはボストンの「宇宙の彼方へ」。軽快なアメリカン・ロックに乗って車は名神高速を疾走。関ヶ原を通過した頃には天気も快晴(暑いやないか!)となり非常に気持が良い。“ELOがどーのこーの”としゃべっているうちに当初運転手交代予定だった養老SAを通り過ぎてしまうハプニングも。BGMはいつしかダイア・ストレイツに変わり、いったん小さなPAに入る...

10月7日 10:03 無題 (橋本→山口)
連絡おそくなってすんません。新幹線はやはり12時半のに滑り込む可能性が大です。どんなもんでしょうか?

10月7日 10:06 無題 (山口→橋本)
名神高速を驀進するパンク・カーの車内より。早くも東海北陸道、中央道のジャンクションに到達それでお願いします。静岡駅で拉致待機します。(入力担当、森岡)


ドライバーは山口に交代ししばらく経過した後、パンク・カーは浜名湖SAに滑り込んだ。しばし風景を満喫する森岡と山口。当初計画ではここで昼食をとることになっていた。メニューは当然“ウナギ丼”... だが計画変更のためここはぐっと我慢。


心の風景 Landscape ... Words and Music : A.H ところで橋本は無事京都駅に向かったのだろうか?
 不安を感じた二人はとりあえず拉致回収ポイント・静岡の手前の日本坂PAまで移動、
 そこで橋本の状況を確認することにする。
  パンク・カーのナビと激しい舌戦を繰り広げながら運転する山口...  思わず目を奪われた浜名湖SAから見えた風景...  誘惑の屋台... だがここは我慢だ!

その頃橋本はさらなるアクシデントに見舞われていた。まず当初予定になかった葬儀への参列。11時から焼香ということで着替え〜参列〜焼香〜再び着替えの新記録を達成しあたふたと山科駅へ。だが今度は人身事故だか何だかで電車がこない??? 大ピーンチ... と思ったらそれは湖西線だけで東海道線はちゃんと走っていた。

10月7日 12:04 Message from SkyMail (橋本→山口)
今山科無事発車しました。大丈夫です。

10月7日 12:10 お願い... (山口→橋本)
お疲れです。ただ今日本坂です。すんませんが昼飯は新幹線ですましておいて下さい。では静岡駅改札で2時5分に。よろしく。

10月7日 12:26 のりますよーRe:お願い…。 (橋本→山口)
橋本が撮影し送りつけてきた新幹線の運行状況?何とか京都駅です。慌ててそちらに向かいます。迷惑かけてすんません。


恋におちてばかり I Used To Fall In Love ... Words : T.Y / Music : A.Hとりあえずは橋本の無事を確認した森岡と山口はBGMを何と「アナーキー・イン・ザ・UK」にチェンジ、パンク・カーが示すいい加減な料金所ゲートの画像にもめげず静岡で地道へ降りた。とりあえず昼飯や!ということでうろうろした結果、辿り着いたのは“甲羅本店”。ウナギがカニに化けてしまった訳だが、ここはまあ良しとすることに。


ちょっと多い目の時間つぶしをしていると、いよいよ拉致回収時間が接近!
再び車上の人となった二人は静岡駅新幹線口に向かった...。
  これがカニ料理の“甲羅本店”である...    一瞬で昼食を済ます羽目になった橋本には全く気兼ねせずちょっと豪勢な食事を楽しむ!   巨大な店の看板と山口...
そしてついに静岡駅で拉致回収された橋本!
そして10月7日2時5分、拉致回収チームが待機する中、橋本が静岡駅新幹線改札口に現れた。苦難の道程を経てきたわりには元気そうである。そのままパンク・カーに連れ込まれた橋本は叫んだ。


ラジカル・ベイカリー・ツアーにようこそ!

                                        人生は気楽に Life Always Rolls Easy ... Words and Music : A.H

Continued Tour ... To Orikie Home At Central Hill WHY DID WE GO ? THE DAY BEFORE STARTED TOUR CONTINUED TOUR ONE NIGHT STOP OF TOUR SECOND DAY IS LAST DAY
 
ようやく3人揃ってほっと一息。だがまだ往路の3分の2に到達したところである。この章では静岡から目的地・奥井邸までの道中の模様を記す。
さあ、行くでぇ〜!と遅れを取り戻すべくアクセルを踏み込む橋本...
まずは富士川SAに寄り橋本からお詫びの印として配られた“オロナミンCロイヤルポリス”(特に森岡に捧げられた?)をイッキ飲み...。運転手が交代しBGMにはBTO(バックマン・ターナー・オーバードライブ)が選択された。ツアーはまだまだ続くのである。

免許をなくすな!っていうブルース Don't Lose Your Licence Blues ... Words : T.Y / Music : A.H

さてやはりこのあたりまで来ると富士山チェックをしなければならない。子供のように写真を撮りまくる3人。結局似たり寄ったりの画像が多く記録された。とりあえずここで一挙公開しておきたい。
あ、富士山や!   ほんまや、富士山や!   やっぱり富士山やなあ...
それにしても富士山やねえ   ほんまに富士山か?   そやから富士山や、言うてるやんけ!
そしてやっぱり富士山であった...
  欠乏 Lack ... Words and Music : T.Y  いまも暮らす町 Live In This Town ... Words and Music : A.H

 途中運転を交代したりしながら走り続けると、東京がかなり近づいてきた。
 到着を待っている奥井に現在位置を連絡するなどしてさらに前進を続ける。
“横浜町田まで2km”の看板が。いよいよ関東圏に突入だ   うわー、ブロックで組み立てたみたいなビル群や!と橋本を刺激した風景。ついに首都高速に入る   渋谷3号線を示す看板。間違いなく首都高速だ!...
気象 Weather ... Words and Music : T.Y
そしてついに首都高速に突入! まるでブロックで組み立てたかのようなビル群に圧倒される橋本(彼はこの時の印象に基づいて新曲「断片化された街」を書いた)。


窮鼠猫を噛む A Panicked Rat Bytes The Cat ... Words and Music : T.Y
首都高速にはいってすぐに渋滞に巻き込まれたが、ぞのうちに自然解消。再び快調ペースを取り戻した運転手・森岡はパンク・カーが示すいい加減な分岐点の画像をものともせず池袋5号線に入り、ついに目的地・中台の看板が見えるところまで漕ぎ着けたのであった!


CDが死ぬほど売れたらRUG事務局がオフィスを構える予定の六本木ヒルズ...   大きなタマネギ? そういえば武道館でライブせよ、という声はまだかからない...(実際には二日目に撮影)   ついに見えた目的地“中台”の看板
もうとり戻せない Couldn't Get It Back ... Words : T.Y / Music : A.H
 そして中台ICから奥井の指示に従って走ると、ついに待ち合わせポイントとされていた緑小学校の前に到着。
 今、大きなミッションが達成されようとしていたのだった...。



One Night Stop Of Tour - MANAKAMANA WHY DID WE GO ? THE DAY BEFORE STARTED TOUR CONTINUED TOUR ONE NIGHT STOP OF TOUR SECOND DAY IS LAST DAY
 
この章ではこのツアーのメインイベントである奥井弘との再会、そして楽しい夜の歓談の模様を記す。

中台にある奥井邸の前で奥井、山口、森岡。何かバンドみたいである(?)
そして元気よく現れたのは洛東UNDERGROUNDの名セッションマンとしてその名を轟かせる奥井弘。ここで彼について少し...。

「バック・トゥ・ザ・プレイス」収録の「昔のレコード」は彼の作品である。彼は2006年1月3日、ボーカルとタンバリンで録音に参加した(この協力が“ラジカル・ベイカリー・ツアー”を誘発)。古くはセカンド・アルバムでタンバリンを叩いたり(「恋のピストル」など...)、サード・アルバムではギターやタンバリンによる協力に加えて「九時の雨 - さよならジョン・ウエイン」という素晴らしい作品を提供してくれている。



掟の世界 World Of The Rule ... Words and Music : A.H さてそんな彼に導かれてついに奥井邸に侵入した三人。
 実はこれから二つの大きなミッションを実行しなければならないのだ。



こちらも奥井邸の前で奥井、橋本、山口。ジャケット写真みたいなナイスなショットは森岡...
   最大のミッション、新作CDを奥井君に手渡す! もちろんプレゼンターはパンク森岡...    それじゃ今から新作を聴いてやるか、という風情の奥井 まず実行されたミッションは“新作CDを奥井に手渡す”というもの。作品集「バック・トゥ・ザ・プレイス」にシングル「ピーチク、パーチク」をおまけで付けて森岡より進呈。このためにはるばるやって来たのだから授与は厳かに執り行われたのであった...。
奥井のPC(さすがチョイワル、MACのPOWER BOOKである)でRUG公式サイトを閲覧できるよう奮闘する山口と森岡...
奥井に渡されたCDはさっそくCDプレイヤーにかけられモニター会が開始された。以下は後日奥井から送られてきた新作の感想(抜粋)...

さてさて、「Back To The Place」ですが、戻れる場所と友がいると言うのはいいよね。原点回帰は時計の針は戻す事ができないが、記憶は過去にいけるし、想像は未来へいける。時間旅行は人だけの特権なのか、それとも人のおごりなのか。どうなんやろう。高校時代に処女航海にでていらい28年たった今、ふと、振り返ってみるとみんな、すばらしい人生を送ってきたみたいで、これからもこの海の夕日の向こうにある未知の世界へのすばらしい航海を祈ります。皆に幸あれ。

ちなみに奥井が選んだベスト5は、5位「カッコーの巣の上で」、4位「未だ夢の中」、3位「あの頃」、2位「七年前のこと」、そして1位はなんと「栄枯盛衰」だった!
  もうひとつの重要なミッション、奥井の新曲をゲットする?  奥井が用意した新曲、何と五線譜にかかれている。さすがデザイナーだ(?)  メロディは譜面を見て下さい。ということでバッキングだけの新曲発表!
奥井新曲デモ Untitled Then ... Words and Music : H.Okui + RUG
モニター会の後はもうひとつの重要なミッション“奥井の新曲をゲットする”が実行された。さすが奥井、ちゃんと五線譜まで用意し万全の体制に言いだしっぺの橋本は涙、涙。バッキングだけのデモを行った奥井の演奏は森岡持参のデジタルレコーダに記録され、洛東UNDERGROUNDの総力を挙げて立派な作品に仕上げることが約束された。

手持ちのギターの弦を取り出し奥井ギターの弦の張り替えをはじめた橋本...宿泊先は板橋センターホテルこれで大きなミッション二つをクリアした洛東UNDERGROUNDの面々。だがここで奥井のギターを弾いていた橋本がカバンからやおら手持ちの弦を取り出し弦の張り替えを始めた! 何故旅行カバンにギターの弦が入っていたか? さすがリーダー、ライブの最中に弦が切れる事態にも備えていたのだ(と思う...)。またこの行動の裏には“新しい弦張っときますさかい奥井さん、また素晴らしい新曲頼んまっせ!”というメッセージが込められているという説も...。

弦の張り替え終了とともに奥井も含めた全員が退去、そのままパンク・カーに乗り込み宿泊先のホテルに移動開始...。

ホテルにチェックインした後は大親睦会! 費用は洛東UNDERGROUND持ち、場所は奥井任せ、という企画であり最初に奥井が案内したのはイタリア料理の店。しかし想定外に混んでいる。しばし待ったが席が空きそうにない。そんな状況で森岡が行動を起こす。当初奥井から“カレーの店もいけるけどなあ”と聞いていたのだ。結局かなり歩いて到着したのはネパール料理の店“マナカマナ”。しかしながらこれは大正解であったことが徐々に明らかになるのであった...。

  カレーが食べられて大変満足そうな森岡と橋本  大宴会モード突入の橋本・山口。そして案内の労をとってくれた奥井  おいしそうなナンの登場にビックリの山口と奥井

店の名前に娘さんの名前が含まれる... というのはさておいてもカレーについて一家言持つ森岡も大満足の“マナカマナ”。プレーン、ゴマ、ガーリックの全バージョンを試してみたナンはどれも美味しくボリュームもあって大変結構。色々な話で盛り上がりつつお腹もふくれた素晴らしい大宴会... ありがとう、奥井君!
   石 Stone ... Words : T.Y / Music : M.M お詫びの唄 No New Song (I'm Sorry) ... Words : T.Y / Music : M.M

ホテルに帰り翌日の打ち合わせを始めたもののほとんど死亡寸前の森岡と元気にギターを弾く橋本...

たのしい宴が終わり奥井は帰っていった。洛東UNDERGROUNDの3人はホテルの部屋に帰り翌日の打ち合わせを行う。テーマは“東名道か? 中央道か?”。奥井から“帰りは中央道で行ったらどう? 景色もいいで”と提案されたのだ。“右に見える競馬場、左にビール工場〜♪”と歌い出した森岡がフロントからインターネット接続機器を借りてきて検索を行う。確かに距離は変わらないが... 結局結論は明日に持ち越しとなりとりあえず爆睡。

デイ・バイ・デイ Day By Day (For You And Me) ... Words : S.Kimura / Music : T.Y
 
Second Day Is Last Day Of "Radical Bakery Tour" WHY DID WE GO ? THE DAY BEFORE STARTED TOUR CONTINUED TOUR ONE NIGHT STOP OF TOUR SECOND DAY IS LAST DAY
 
いろいろな事件がありつつも二日目最終日を迎えた“ラジカル・ベイカリー・ツアー”だが、実は大きなミッションが未達成のままであった。それは道中実施する“車内ライブ”... この重要なミッションをクリアすべくパンク・カーに乗り込んだ洛東UNDERGROUNDの面々であったが...

首都高速も混んでいたが何なんだ、この東名高速の混み方は! 東名高速の入口にていよいよ陽が昇り東京を去る時が来た。まずガソリンスタンドで給油したついでにスタンドの兄ちゃんに聞いてみる。“東名道と中央道とどっちが混んどんにゃ?”... しかし適切な返事はなく結局ナビがはじき出したそれぞれの時間を見て帰りも東名高速を行くことにした。


だが首都高速に入ったところから渋滞でだらだらと時間ばかり過ぎてゆく。“ま、東名に入ったらマシになるやろし、適当なSAで朝飯食って...”などと気楽なことを言っていたが東名の入口はご覧のとおり。


“おいナビ、どないしたらいいんや!” ... そこでナビが示したのは“一度地道に出ろ”。“腹も減ったしそうすっか”と素直に従った洛東UNDERGROUNDの面々だったが...

餓死の危機を救ってくれたマクドナルドの看板...
それにしても一体ここはどこや??? ナビの指示に従って地道に出たはいいが食事が出来る店が見あたらない。何だかやたらホームセンターは見かけるのだが...。


しかしかなり進んだところでマクドナルドの看板が! かくしてヘロヘロ状態のパンク・カーはその看板に従ってマクドナルドに到着、3人は無事朝飯にありついたのだった。


“さあパワー充電100%!”と言ったかどうかは不明だが、いよいよ残された重要ミッション、車内ライブを実行する時がやってきたのだった。

     
横浜町田のゲートをくぐったところで“車内ライブ”のセッティングが行われた。第一ステージは当初割り振りどおり橋本と森岡による歌と演奏に運転席の山口がコーラス、パンク・カーのナビが音声案内で絡む、というパターンで展開された。勝手が分かるまでいろいろとトラブルが発生したが幸か不幸か、御殿場ICまでかなりの渋滞に巻き込まれたお陰で徐々に調子が出てきて合計6曲が記録された。
 
  0.開会宣言 Akiyoshi's Declare 開会宣言 Akiyoshi's Declare
これは演奏ではないが大変重要な儀式としてリーダーである橋本が開会宣言を行った。もっとも“本来は往きに実施すべきものが帰りになってしまい...”といった言い訳に終始した感はあるものの、うまくまとめていよいよ本番へ。

  1.君の愛を飛ばそう Fly Your Love (Words By T.Yamaguti / Music By A.Hashimoto)
“チャンチャ、チャンチャチャン2回でボーカルな!”と事前にリハーサルしたにもかかわらずいきなり入り損なう森岡。さすがの大ベテランも一曲目は緊張したようだ。しかも自然発生的に選出されたオープニング・ナンバーはRUGの思い入れ深いオリジナル第一号。だが始まってしまえばハープの間奏も入る爽やかな演奏。最新作「バック・トゥ・ザ・プレイス」で言うところの原点がまさにここにある。

  2.アイ・ワンダー・アイ・ウォント I Wonder I Want (Words and Music By M.Morioka)
4枚目のシングル盤「アイ・ワンダー・アイ・ウォント」 B面は貴重な「ジャイル・ブレイカー」のライブ・バージョン呪文的しつこさを持つギターソロを森岡が担当、パワー全開で演奏されたセカンド・アルバムからの貴重なセレクション。それでもリハーサル中、森岡自身が“しつこすぎる”と言い出し本来3回繰り返されるパートを2回に間引きしたのだが... 尚、ここで聴かれるギターソロについて“あれは身体が覚えているに違いない”と橋本。

  3.掟の世界 World Of The Rule (Words and Music By A.Hashimoto)
意外な選曲であるが、恐らく前日顔を合わせた奥井が「ミート・ザ・リザルト!」収録曲中ナンバー1!と推奨していた関係でセレクトされたと思われる。オリジナルは大げさなティンパニが入るなど賑やかなアレンジになっているのに対しシンプルなギターのバッキングのみで思わず橋本が調子を狂わしてしまう一幕も。結局森岡がカズーを入れソロまでこなし完璧な演奏となった。

  4.デイ・バイ・デイ Day By Day (For You And Me) (Words By S.Kimura / Music By T.Yamaguti)
こちらも「ミート・ザ・リザルト!」からのセレクション。“似非ジャズ(?)”にチャレンジしたオリジナルに対し当然こちらはシンプルな演奏であるが、それでも森岡の味のあるボーカルが十分楽しめる。

七年前のこと Seven Years Ago ... Words and Music : A.H   5.七年前のこと Seven Years Ago (Words and Music By A.Hashimoto)
どうやら高速道の渋滞も緩和され車の振動が激しくなってきたように思われるところで最新作「バック・トゥ・ザ・プレイス」から一曲。森岡のボーカルによりボブ・ディラン的雰囲気を満喫できる素晴らしいナンバー。尚、後日奥井から「バック・トゥ・ザ・プレイス」収録曲中ナンバー2!と認定された。

  6.お詫びの唄 No New Song (I'm Sorry) (Words By T.Yamaguti / Music By M.Morioka)
運転席から“富士川SAに接近中!”という声がかかり第一ステージも最終曲となった。再び「バック・トゥ・ザ・プレイス」から“ノー・ニュー・ソング!”という森岡の元気な曲紹介に導かれて「お詫びの唄」。カズーのソロもバッチリで締めくくりにふさわしい演奏となる(ちなみにイントロは最近森岡が時折口ずさむ山口作某曲をもじっている?)。

富士川SAで短時間の休憩をとった際メンバーが交代、昼食を摂る予定の浜名湖SAまでの第二ステージは橋本が運転席に移り森岡、山口両ボーカリストが歌と演奏を担当することに。結果的にはユニークな選曲が行われつつ6曲を録音...。
 
  7.心の風景 Landscape (Words and Music By A.Hashimoto)
いきなり「ワーカーズ」からのセレクションで橋本作の「心の風景」。昼前のちょっとけだるい雰囲気にマッチした歌と演奏が展開される。森岡のコーラスワークが非常に利いている。

  8.恋におちてばかり I Used To Fall In Love (Words By T.Yamaguti / Music By A.Hashimoto)
なぜか曲紹介の時に森岡が“Long Haired Girl... (長い髪の少女)”を繰り返すが、結局演奏されたのは再び「ワーカーズ」からのセレクション。橋本が運転を担当しているためあの「ひとりぼっちのあいつ」風ギターソロは登場しないが再び森岡が素晴らしいコーラスで盛り上げてくれる。

  9.石 Stone (Words By T.Yamaguti / Music By M.Morioka)
“痛い”パワー全開の第10弾シングル盤「石」いきなりの曲紹介が“尿道結石の歌!”で笑いが起きた「ミート・ザ・リザルト!」からのセレクション。ここでは森岡がボーカルを担当しているがちょっと息切れ気味なのは疲れのためか? それでも救急車の接近を思わせる緊迫感溢れる歌と演奏はさすがである。

 10.スカイブルー Sky Blue (Words By T.Yamaguti / Music By A.Hashimoto)
衝撃的な復帰作となった7枚目のシングル盤「スカイ・ブルー」“RUGを起こしてしまった事件についての歌”というMCが入る「ワーカーズ」からのセレクション。洛東UNDERGROUNDの復帰第一弾となったこの作品はあの9・11事件について歌っている。少しテンポを落としたアコースティックな演奏だが、演奏がカットアウトし“Ooo La La La ... Hit My Soul”のハモリで幕を閉じるまで心を打ちつづける入魂の一曲である。


スカイ・ブルー Sky Blue ... Words : T.Y / Music : A.H
 11.人生は気楽に Life Always Rolls Easy (Words and Music By A.Hashimoto)
“RUGのテーマソング...”などというMCの後演奏される「バック・トゥ・ザ・プレイス」からのセレクション。高速道路の雑音をも蹴散らす森岡のパワフルなハープが印象深い(山口の歌と演奏も一緒に蹴散らされている?)。

 12.欠乏 Lack (Words and Music By T.Yamaguti)
“今、不足しているのはウナギ丼です”という意味不明なMCのあと演奏されるのはフォーク・カントリータッチの「欠乏」。だがいつものタメが“欠乏”しておりやけに急いだ演奏になっているのはお腹が空いてきたため? MCや演奏の状態が浜名湖SAへの接近を感じさせる。

当初は往きに味わう予定だった念願のウナギ丼にありついた洛東UNDERGROUNDの面々。いよいよ帰りの行程も半分あまりとなった第三ステージは再び山口が運転席に入り、橋本と森岡がライブを展開。一時期睡魔に襲われたものの養老SAまでの間に4曲が収録される。
 
 13.もうとり戻せない Counldn't Get It Back (Words By T.Yamaguti / Music By A.Hashimoto)
伝説のファーストアルバムからシングルカットされた「もうとり戻せない」“RUGの往年の名曲...”というMCに導かれ始まるのは、未だに多くのファンに支持される「もうとり戻せない」。森岡が全編にわたって重厚なボーカルを、終盤橋本が途中からオリジナルの完全コピーのようなアコースティックギターによるソロを聴かせる。車中ライブのハイライトと言えるだろう。

 14.ジャイル・ブレイカー Jail Breaker (Words and Music By M.Morioka)
「もうとり戻せない」の感動の余韻が残る中、森岡が残した名曲のひとつ「ジャイル・ブレイカー」が演奏された。橋本がアルペジオを挿入し原曲に近い仕上がりとなっている。「もうとり戻せない」と並ぶベストテイクである。

 15.いまも暮らす町 Live In This Town (Words and Music By A.Hashimoto)
「ミート・ザ・リザルト!」からの珍しいセレクション。橋本が自らが住む町への思いを綴ったウエストコーストテイストを感じさせる作品だが、少しテンポを落とした中で森岡の落ち着いたボーカルが光る。

 16.走れ!ワーカーズ Workers On The Run (Words By T.Yamaguti and A.Hashimoto / Music By A.Hashimoto)
第三ステージを締めくくるにふさわしい選曲・演奏である。だがこの曲を演奏するまでは、森岡が一瞬の眠りに落ち車内は無言状態、という危険な状態となっていた。なんとか復活しパワー全開のボーカルを披露した森岡... だが演奏終了後、養老SAまでの短い間再び睡魔に襲われてしまうのであった。

走れ!ワーカーズ Workers On The Run ... Words : T.Y + A.H / Music : A.H
養老SAでドライバーが交代、いよいよ最終ステージ突入である。最終ステージは森岡が運転とコーラス、京都東ICまでの間、橋本と山口が歌と演奏にチャレンジする。さすがに疲れが見える二人だが何とかかんとか4曲を録音。
 
 17.免許をなくすな!っていうブルース Don't Lose Your Licence Blues (Words By T.Yamaguti / Music By A.Hashimoto)
いきなりハープも入る演奏だが誰が運転してるんや? 確かに携帯電話で通話しながら運転するのは違反だがハープを吹きながら運転するのは許されるのか? 恐るべき森岡のハープも絡む実話シリーズの一曲。尚、歌詞がデタラメだったりギターソロ周辺の譜割りがデタラメになっているが、山口の言い訳は“再三トンネルに入ったので...”。

 18.気象 Weather (Words and Music By T.Yamaguti)
“滋賀県に入った途端天候が一変...”と橋本がトークを入れ演奏された「ミート・ザ・リザルト!」からのセレクション。元々ナチュラル・ミックスと称されるアコースティック・バージョンも録音された作品なのでこのアレンジにはさほど違和感を感じない。

疲労 Fatigue ... Words and Music : T.Y  19.疲労 Fatigue (Words and Music By T.Yamaguti)
かなりの疲労を感じさせ始めた山口が曲紹介し始まったのは「バック・トゥ・ザ・プレイス」からセレクトされた「疲労」。だが演奏の方は橋本がジョージ・ハリスンばりのギターを、森岡がオリジナルに忠実なコーラスを聴かせてくれる。

 20.窮鼠猫を噛む A Panicked Rat Bytes The Cat (Words and Music By T.Yamaguti)
橋本の“難しいものを後に残す傾向があるが...”という前置きの後演奏されたのは車中ライブのラストナンバーとなった「窮鼠猫を噛む」。無茶苦茶な選曲と言えなくもないが、確かに「バック・トゥ・ザ・プレイス」関連の録音においてもこの曲が一番最後に録音されたという。ヒップポップ系のリズムは登場しないが、ラップ風ボーカルとアコースティックなバッキングというミスマッチ感が印象深い。


疲れ気味の橋本と山口... 富士山を背に富士川SAにて



なんとかかんとか無事京都東ICを通過したパンク・カー。これでいろいろあったものの大変楽しかった“ラジカル・ベイカリー・ツアー”も終了となった。ところで今さらながら何故“過激なパン屋の旅”なのか???

(1) 森岡はその昔過激な言動と行動で知られていた
(2) 今回の目的地は奥井が住む東京都板橋区である
(3) 何を隠そう若き日に東京にいたことがある森岡は当時東京都板橋区に住んでいた
(4) 当時学生だった森岡は生計を立てるべくパン屋でバイトしていた(実際はケーキ屋らしいが)
(5) 今回のツアーは森岡にとってもまた原点回帰の旅なのである...

“ラジカル・ベイカリー・ツアー”はこれにて終了でございます。
ご同行誠にありがとうございました。

湖畔に沿って RBT#3 - Along The Lakeside ... Words and Music : T.Y + RUG  “Radical Bakery Tour” Produced By 洛東UNDERGROUND (C) 2006  A.HASHIMOTO ... Leadership / Acoustic Guitar  M.MORIOKA ... Vocal / Acoustic Guitar / Harp / Kazoo / Punk Car  T.YAMAGUTI ... Vocal / Acoustic Guitar / Note PC  Special Thanks To H.Okui ... Acoustic Guitar / Wonderful Night  * * * T H E E N D * * *

 Let's Play Tracks Of Album ...